もくじ

 2006年4月18日、日本福祉大学名古屋キャンパスにて、日本福祉大学地域ケア研究推進センターと全国コミュニティライフサポートセンターとの共催にて開催し、3県及び45市町村(14都道府県)のご参加をいただきました。

【開催要項】

 地域で育む地域密着型サービスと自治体の役割
   〜今求められる小規模多機能ケアの整備と質の確保〜

【セミナーの主旨】

 介護保険制度の改正を受けて、介護が必要になっても住み続けることができる地域づくりのために市町村が果たす役割はますます大きくなっています。

 今後は、第3期事業計画に基づき、具体的なサービスの整備を行うとともに、地域密着型サービスの指定・監督など新たに介護の質への関心が求められます。各市町村で培われてきた地域の営みを生かし、本当の意味で地域に密着したサービスを整備していくために今何が求められているのか。

 本セミナーは、自治体の皆様とこれらの課題を考えることを目的に企画したものです。先駆的市町村の事例報告をもとに、課題を共有し、ひとつでも新しいアイデアをご提供できればと考えておりますので、ぜひご参加ください。

【日時】2006年4月18日(火) 11時00分〜17時00分

【会場】


日本福祉大学名古屋キャンパス 北館8階
(JR中央本線「鶴舞駅」下車 徒歩2分・地下鉄鶴舞線「鶴舞駅」下車 徒歩3分)
〒460-0012 名古屋市中区千代田5丁目22-35
電話:052-242-3075  FAX:052-242-3076

【参加対象】 都道府県職員、市町村職員

【定員】100名(参加費:無料)

【主催】


日本福祉大学地域ケア研究推進センター
全国コミュニティライフサポートセンター

【プログラム】

時間

内容
11:00〜11:10 開会
11:10〜12:00
基調講演1
「改正介護保険法で求められる保険者の役割」
日本福祉大学 教授 平野 隆之
 保険者機能の強化が求められる中で、事業計画策定後に求められる保険者の役割を問題提起いただきます。
12:00〜13:00 昼食・休憩
13:00〜13:50
基調講演2
「地域密着型サービス・小規模多機能型居宅介護の制度化とその意義」
  札幌市保健福祉局健康衛生部健康づくり担当部長
   (元厚生労働省老健局計画課課長補佐)館石 宗隆
 厚生労働省出向当時、小規模多機能型居宅介護の制度化を進めてこられた館石氏に、今改めて地域密着型サービスと小規模多機能制度化の意義をお話いただきます。
13:50〜15:00
ミニシンポジウム@
「小規模多機能ケアの本質と制度化の課題」
◆パネラー
 近江八幡市健康福祉部高齢・障がい生活支援センター(滋賀県)
 センター長 村井 幸之進
 小規模多機能ホームよいやんせ(鹿児島県)黒岩 尚文
 全国コミュニティライフサポートセンター 理事長  池田 昌弘
◆コーディネーター
 札幌市保健福祉局健康衛生部健康づくり担当部長 館石 宗隆
 小規模多機能居宅介護の質とは何か。宅老所を原点とする小規模多機能ケアの先駆的取り組みからその本質を学びます。さらに、そうした地域に密着した小規模な実践を支援する自治体の役割と、連携のあり方について、議論を深めます。
15:00〜15:20 休憩
15:20〜17:00
ミニシンポジウムA
「地域密着型サービスの整備と自治体の役割
 −利用者本位のまちづくりの視点から−」
◆パネラー
 横浜市 福祉局高齢福祉推進課担当係長 奥津 正仁
 高浜市 福祉部 部長  岸上 善徳
◆コーディネーター
 日本福祉大学 教授 平野 隆之

 地域密着型サービスは、自治体が地域に良質なサービスを育てるためのシステムであり、地方分権の新たなステップへの実験でもあります。

 地域介護・福祉空間整備等交付金の実際の活用や、事業所指定の基準の作成、指定後の事業所へのかかわりなど、具体的な事例を通して、地域密着型サービス整備に求められる自治体の役割を考えます。