2023.6.1
【第19回気づきを築くユニットケア実践フォーラム開催について】
2020年3月に新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止となった19回大会をオンラインにてあらためて開催します。
過去の中止案内
第19回気づきを築くユニットケア全国実践研究フォーラム
詳細はこちらから 大会概要
詳細はこちらから ◎日 時
2023年10月〜2024年3月(実践発表視聴)
2023年12月14日(木)13:00〜16:00(フォーラム/全体会)
◎会 場
実践発表(WEB視聴)フォーラム/全体会(オンライン)
◎参加費
1)個人参加(実践発表視聴とオンラインフォーラム視聴)5,000円
2)施設参加(発表1題+施設内視聴)2万円(実践発表追加は5,000円/1題)
※施設参加の場合、オンライン視聴人数は同施設内であれば人数制限なし。
画像をクリックすると、詳細[購入できます]をご覧いただけます。
実践者がつくるユニットケア7
実践者がつくるユニットケア16
ユニットケアを味方にする方法1―17の試行錯誤に学ぶ―
ユニットケアを味方にする方法1
〜17の試行錯誤に学ぶ〜
実践者がつくるユニットケア6[CD-ROM付き]
最新のユニットケアがわかる12

 ユニットケアとは、施設のなかで高齢者一人ひとりが、よりその人らしい時間を過ごせるように、という配慮から始まった、10〜15人前後の小グループでのケアを指す。

 1990年代後半、宅老所の実践に習い、画一的な流れ作業による集団ケアから脱し、高齢者に穏やかな日々を送ってもらいたいと願う特別養護老人ホームの施設長やスタッフによって始まった。

 現在では、施設内を小さく分けて家庭的な環境をつくるハード面が先行しているように見えるが、創成期は小グループで過ごすソフト面の取り組みが中心だった。認知症の高齢者数人と介護スタッフが一部屋で昼間をともに過ごす。施設内の和室などを茶の間のように見立ててお茶飲みをする、あるいは地域にある借家や空き家となった入所者の自宅に通って過ごす(逆デイサービス)など、あらゆるかたちが模索された。高齢者の穏やかな表情や笑顔を見る機会が増え、スタッフがケアのあり方を問い直し、自信をもつきっかけになっていった。

 1999年には、ユニットケアの実践研究と情報交流を目的に「特養・老健・医療施設ユニットケア研究会」が発足し、その10月には、第1回目の「ユニットケア全国セミナー」が福島県郡山市で開催されている。ユニットケア実践施設の職員たちが学会方式で発表し合う「気づきを築くユニットケア全国実践者セミナー」は、2001年12月に岡山県笠岡市で第1回が開催されている。

 2000年度にユニットケア施設の面積拡大の補助が認められたほか、2002年度には、全室個室・ユニットケアが制度化され、国の政策として高齢者介護施設の主流へと発展した。ユニット型で新設した施設だけではなく、既存の施設で創意工夫を重ねながらソフト面中心でユニットケアに取り組む施設も増加している。

 また、古くは「小舎制」の実践に取り組んできた障害者福祉施設や児童福祉施設でも、近年ユニットケアに取り組む施設が現われている。

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